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ミライシードとは?小中学校の導入事例やアプリの機能・使い方を解説

ミライシード

ミライシードは、ベネッセが提供する小中学校向けのICT(情報通信技術)学習ソフトです。

一人ひとりに合わせたドリル学習と、みんなで学び合う協働学習を、ひとつのソフトで実現できる点が魅力です。

実際に、全国1万校以上で360万人を超える児童・生徒が活用しています。

この記事では、アプリの機能や具体的な使い方、学校での活用シーンまでをわかりやすく解説します。

目次

ミライシードとは

ミライシードは、株式会社ベネッセコーポレーションが提供する学習ソフトです。小中学校の教育現場に向けた、オールインワン型のツールといえます。

なぜ、これほど多くの学校に選ばれているのでしょうか。

理由は、2つの学びを同時にかなえられるからです。

一人ひとりに最適化した「個別学習」と、みんなで学び合う「協働学習」。この両方を、ひとつのソフトでカバーします。

その実績は、数字にもはっきりと表れています。

全国の公立小中学校の35%を超える1万校以上、360万人以上が導入しています(2025年3月時点)。

つまりミライシードは、すでに教育現場の定番として、広く浸透しているソフトなのです。

公式サイト:ミライシード

ミライシードでできること

ミライシードには、目的に応じた複数のアプリが搭載されています。まずは、代表的なアプリの名称と役割を表で確認しましょう。

アプリ名主な役割
ドリルパーク個別学習(AIドリル)
オクリンクプラス協働学習・提出
ムーブノート意見の共有・交流
カルテ学習データの一元管理
テストパークデジタルテストの実施
まるぐランド読み書きの基礎力づくり

それぞれのアプリが独立しているのではなく、相互にデータを連携している点がミライシードの強みです

ここからは、特に中心となる3つのアプリを詳しく見ていきます。「ドリルパーク」「オクリンクプラス」「ムーブノート」の順に解説します。

ドリルパーク(個別学習)

ドリルパークは、基礎学力を養うAI搭載のデジタルドリルです。一人ひとりの理解度に合わせて、出題する問題を最適化してくれます。

ドリルパークの魅力は、大きく3つあります。

  • 豊富な教科書対応の問題数
  • やる気を引き出すゲーム要素

ひとつ目は、収録問題の多さです。教科書に対応した問題が、約10万問以上も用意されています。

ふたつ目は、AIによる学習サポートです。学習状況を分析し、その子に合った問題を自動で出題します。解答後はすぐに採点され、その場で正誤を確認できます。

みっつ目は、子どものやる気を引き出す工夫です。正解するとポイントがたまり、メダルがもらえます。ゲーム感覚で、楽しく学習を続けられます。

このようにドリルパークは、つまずきを自分のペースで解消できるアプリなのです。

オクリンク・オクリンクプラス(協働・提出)

オクリンクは、自分の考えをカード形式で表現し、共有できるツールです。最新版の「オクリンクプラス」では、機能がさらに進化しました。

使い方は、シンプルな3ステップで完結します。

  • STEP1:カードを作成する
  • STEP2:みんなで共同編集する
  • STEP3:提出BOXで共有・評価する

まずSTEP1では、文字や写真を使ってカードを作ります。直感的な操作で、自分の考えを手軽にまとめられます。

次にSTEP2では、複数人で1つのカードを「共同編集」できます。グループで作品を作り上げる活動にも便利です。

最後にSTEP3では、完成したカードを「提出BOX」に出します。先生は提出物を一覧で管理でき、履歴の確認も簡単です。スタンプを使って、すばやくフィードバックも送れます。

このようにオクリンクプラスは、「作る・共有する・評価し合う」流れをスムーズにします。

ムーブノート・カルテ・テストパーク

ムーブノートは、クラス全員の意見を一斉に共有できるアプリです。「広場」と呼ばれる場所に意見を集め、活発な交流を生み出します。

主な特徴は、次の3つです。

  • 広場への意見の一斉提出
  • スタンプによる相互評価
  • キーワード集計によるテキスト分析

子どもたちは、自分の意見を「広場」に提出します。提出された意見には、スタンプでお互いに反応できます。

さらに、みんなの意見をキーワードごとに集計・分析することも可能です。

匿名での共有もできるため、発言が苦手な子どもでも安心です。自分の考えを、主体的に表現しやすくなります。

このほかにも、便利なアプリがそろっています。「カルテ」は、学習データを一人ひとり一元管理できる機能です。

「テストパーク」は、テストの実施から採点までをデジタル化し、効率化するアプリです。

ミライシードに対応している端末

ミライシードは、特定のOSに縛られない設計が特長です。学校現場で主流のタブレット端末で幅広く利用できます。

対応する主な端末は次のとおりです。

  • iPad
  • Windowsタブレット・PC
  • Chromebook

具体的には、iPadやWindows、Chromebookなどで動作します。学校現場で主流の端末なら、問題なく利用できるでしょう。

また、Webブラウザで使う「ASP版(クラウド版)」もあります。

ASP版とは、インターネット経由で利用するタイプのことです。これなら、ご家庭からアクセスして学習することもできます。

利用を始めるには、ログインが必要です。学校から配布される「学校コード・ID・パスワード」、または「共通URL」を使ってログインします。

小学校・中学校での活用シーン

朝の会をしている中学生

ミライシードは、学校生活のあらゆる場面で活用されています。教科の授業はもちろん、日々の活動でも幅広く使われています。

代表的な活用シーンを見てみましょう。

  • 【朝の会】健康観察と気持ちの共有
  • 【理科】実験予測の図解と観察記録
  • 【総合・探究】実在企業とのコラボ学習

朝の会では、ムーブノートが活躍します。その日の体調や気持ちを、子どもたちが「広場」で共有します。クラス全体の様子を、先生が一目で把握できます。

理科の授業では、オクリンクが便利です。実験の予想を図にまとめ、クラスで共有し合います。観察記録をカードに残せば、学びの足跡も蓄積できます。

総合的な学習の時間では、コラボコンテンツが使われます。

トヨタ自動車やLINEなど、実在する企業の課題に挑戦できます。グループで話し合いながら、社会とのつながりを学べる点が魅力です。

企業・団体コラボコンテンツ

ミライシードには、他社ソフトにはない大きな魅力があります。

それが「企業・団体コラボコンテンツ」です。2025年9月から始まった、新しい探究学習向けの教材です。

このコンテンツの特徴は、実在する企業と連携している点です。トヨタ自動車やLINE、ZOZOなど、11社が参加しています。

子どもたちは、実社会の仕事や社会課題をテーマに学べます。

注目すべきは、これらの教材がすべて無料で配信されている点です。ミライシード導入校であれば、追加費用なしで利用できます。

「教科書の中だけでは出会えない、生きた社会とのつながり」を提供するこのコンテンツは、他社の授業支援ソフトにはない、ミライシード独自の魅力です。

教科書だけでは得られない、リアルな学びがここにあります。

社会とのつながりを実感できる点が、大きな価値といえるでしょう。

現役教員が語る、デジタルドリルの本当の価値

授業している教師

ミライシードを日常的に活用している教員からは、現場ならではのリアルな声が聞かれます。

「デジタルドリルを導入したからといって、全員が完璧にやるわけではありません。紙のときと同じで、やらない子はやらない。でも、教員側の業務は劇的に変わりました」

ある小学校の教員は、こう語ります。従来は、ドリルの丸つけと未提出者の把握だけで毎日10分以上を費やしていました。

ドリルパークを導入してからは、その確認作業がわずか30秒で完了します。

浮いた時間を、つまずいている子への個別声かけに充てられるようになったことが、最も大きな変化だといいます。

「大事なのは、紙かデジタルかという二項対立ではありません。ツールをどう使い、浮いた時間をどう子どもに再投資するか。それが本質です」

こうした声は、ミライシードが単なる「便利なデジタルツール」ではなく、教員の働き方と授業の質を同時に改善する仕組みであることを物語っています。

ロイロノート・SKYMENUとの違い

他社の授業支援ソフトと、ミライシードは何が違うのでしょうか。主要な3つのソフトを、簡単な表で比較してみます。

比較項目ミライシードロイロノートSKYMENU
開発・提供元ベネッセLoiLoSky株式会社
得意分野AIドリル+協働学習カード型の思考整理授業支援+端末管理
強み教材・学力調査との連携シンプルな操作性統合的な学習環境

ミライシード最大の強みは、「個別学習」と「協働学習」がひとつのシステムで連動している点です。ドリルで身につけた力を、すぐに協働学習で活かせます。

加えて、教育大手ベネッセならではのコンテンツ力も魅力です。AIドリル「ドリルパーク」の問題が充実しています。さらに、総合学力調査などとの連携も可能です。

なお、各ソフトのより詳しい比較は、別の記事で解説しています。

よくある質問(FAQ)

小学校のミライシードとは何ですか?

ベネッセが提供する、小中学校向けのICT学習ソフトです。タブレットを使い、個別のドリル学習とクラスでの協働学習を、ひとつのソフトで行えます。

ミライシードはスマホで使えますか?

基本は、学校から配布されるタブレットやパソコンでの利用を想定しています。ただしクラウド版なら、ご家庭のスマートフォンからログインし、ドリル学習を行うことも可能です。

ミライシードの利用料はいくらですか?

自治体や学校単位で契約するシステムです。そのため公立学校では、児童・生徒や保護者が個人で利用料を支払う必要はありません。

まとめ

ミライシードは、ベネッセが提供する小中学校向けの学習ソフトです。個別学習と協働学習を、ひとつにまとめている点が最大の特徴です。

「ドリルパーク」で基礎を固め、「オクリンクプラス」や「ムーブノート」で考えを共有する。

この一連の流れが、子どもの学びを深めます。

さらに、企業とのコラボ教材や、教員の負担軽減といった魅力もあります。ミライシードは、これからの学びを支える、心強いツールといえるでしょう。

GIGAスクール構想の推進により、すべての児童生徒が学習用の端末を活用する環境が整備されました。

しかし、配備されたICT機器を効果的に活用するには、各学校に合わせた支援が必要です。

児童生徒の習熟度に応じた学習を実現する「きめ細かい学習指導」や、クラス全体の学びを深める「協調的な学習支援」など、多様な学習ニーズに対応できるプラットフォームが求められています。

田中電気は、これらの課題解決に必要な機能を一つに集約し、教育現場の実践的な運用をサポートすることで、児童生徒が自らの力で「主体的で創造的な学び」を実現できる環境づくりを支援します。

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