埼玉県の公立高校では、入学時にタブレットの購入が必要になるケースが増えています。
県立高校の多くが、1人1台端末を保護者負担で整備する方式を取っているためです。
とはいえ、どんな端末をどこで買うのかは学校によってさまざま。
実際、埼玉県立所沢北高等学校はiPadを選び、田中電気を通じて導入しました。
この記事では、導入から運用まで主導した教育情報部主任の沖田様へのインタビューをもとに、選定の理由から授業での活用までを紹介します。
埼玉県公立高校のタブレット購入、まず知っておきたいこと
埼玉県の県立高校では、1人1台端末を保護者が購入する方式が基本です。
学校が機種を指定したり、推奨機種を示したりと、購入の形は学校ごとに違います。
入学前に配られる案内は、よく確認しておきましょう。
「本当に買う必要があるの?」と思う方もいるはずです。
正直言うと、今の高校の授業は端末が前提になりつつあります。
所沢北高校でも、連絡・アンケート・授業のすべてで活用が進み、「生徒はタブレットを使わないと成り立たない」状況になっているそうです。
当記事の実際のインタビューはこちら▼
所沢北高校がタブレットにiPadを選んだ理由
先進校訪問で見えた「活用される端末」の条件
端末選びのきっかけは、教頭先生の先進校訪問でした。
iPadを使っている学校は積極的に活用している。ほかの端末を導入した学校では、あまり活用されていない。
そんな実感を持ち帰ってきたそうです。
比較・検討の結果、決め手になったのは次の点でした。
- 世の中でのシェア率
- 将来性
- ペンでの書き込みやすさ
- スマホに近い操作感
スペック表の数字ではなく、「生徒が本当に使うか」という視点で選んでいるのが印象的です。
紙のノートに書くようにペンで書き込める点も、大きな決め手になりました。
生徒はあっという間に使いこなした
操作に慣れるまでの時間は、ほとんどかからなかったそうです。中学からGIGA端末に触れてきた世代ですから、敷居は高くありません。大人が思っている以上に、生徒はタブレットに馴染んでいます。沖田様自身、「生徒に使い方を聞きながら活用しています」と語るほどです。
購入したiPad、授業ではこう使われている
MetaMoJiでノート提出が変わった
授業の中心になっているのが、MetaMoJiというノートアプリです。
生徒は手書きのようにiPadへ書き込める。教員はプリントをPDFにして、書き込みながら授業ができる。両方にメリットがあります。
すごいのはここから。ノートを集めなくても、生徒の書き込みをその場で確認できるんです。
今まではノートを集める機会が少なく、学期ごとの評価になりがちでした。
それが授業ごとのノートチェックに変わった。評価のあり方まで変わる話ですよね。
大会の引率で不在のときも、遠隔で自習課題を出して生徒の状況を把握できるそうです。
紙とiPad、移行期のリアル
では、もう紙のノートは使っていないのか。
ここは正直に「移行期」だそうです。プリントを使う先生、ノートを使わせる先生、すべてiPadで処理する先生。やり方は教員によって異なります。
同校が良いのは、やり方を強要していないところ。
先行事例を学年ごとに作って共有し、便利さが伝わった人から広がっていく。
この自然な進め方が、無理のない定着につながっています。
Google製品との使い分け
県が導入しているGoogle製品も併用しています。使い分けはシンプルです。
- Google Classroom
- Googleフォーム
- MetaMoJi
連絡はClassroom、アンケートはフォーム、授業はMetaMoJi、という役割分担です。
音楽や動画編集の授業では標準アプリを、美術ではイラストアプリを使うなど、教科ごとの活用も広がっています。
充電切れはほとんど起きない
気になるバッテリー問題。同校では収拾がつかなくなるため、学校での充電は許可していません。
それでも充電切れは1学期で2件ほどでした。
iPadはバッテリーの持ちが良く、万一切れてもスマホで代用して授業に参加できます。
購入前に知っておきたい、保護者からよくある相談
「もっと性能の良い機種を買ってもいいですか?」。
導入時、保護者からこんな相談があったそうです。同校の答えはお断り。
生徒用端末には管理ツールを入れる必要があるため、機種をそろえる必要があったからです。
学校指定の機種には、こうした運用上の理由があります。
購入前に案内をよく読み、疑問があれば学校に確認するのが安心です。
タブレットで学ぶなら、学校に来なくてもいい?
オンラインで勉強できるなら、学校に来る意味はあるのか。
この問いへの沖田様の答えが、とても印象的でした。
学校に来る意味は「対話ができる」「話し合いができる」こと。大学入試の勉強だけなら、アプリで映像を見たり塾に通ったりすれば足りてしまいますから。
同校の授業は対話をメインにしたものが多く、iPadはそのための道具です。
タブレットを活用しながら、自分で主体的にモノを考えられる力を育てる。
端末はあくまで手段、という軸がぶれていません。
タブレットの購入先はどう選ぶ?
実は所沢北高校、当初は別の業者からの導入を検討していました。ただ、導入支援や導入後のサポートに不安があったそうです。
転機になったのは、他校の教員からの一言でした。「田中電気さんは良いよ」。
実際に相談してみると、導入支援からアフターサポートまで充実しており、安心して任せられると感じて導入を決めたといいます。
端末そのものは、どこで買っても同じです。違いが出るのは、設定・保証・トラブル対応といった購入後の部分。学校でまとめて購入する場合は、サポート体制まで比較するのがおすすめです。
まとめ
所沢北高校の事例から見えるのは、端末選びのゴールが「買うこと」ではなく「使われること」だという点です。
生徒が抵抗なく使える端末を選び、MetaMoJiやClassroomで日常的に活用する。
その循環ができれば、タブレットは学びの道具として定着します。
同校では今後、全学年への導入完了とペーパーレス化も見据えているそうです。埼玉県の公立高校でタブレット購入・導入を検討している学校関係者の方は、サポート体制まで含めて相談できる販売店を選んでください。
田中電気では、学校向けタブレット導入の支援を行っています。
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