MENU
TANAKA DENKI for GIGA School
お問い合わせ・お見積もり
オンライン商談

Google Workspaceの容量上限とは?確認・追加・不足時の対処法

Google Workspaceの容量上限とは?確認・追加・不足時の対処法

Google Workspaceの容量が足りない。そんな悩みを抱える企業担当者は少なくありません。
結論から言えば、現在のGoogle Workspaceには「無制限プラン」は存在しません。
各プランに設定された上限の中で、いかに効率よく運用するかがカギとなります。
実際に容量不足で業務が止まった企業も存在します。
メールの受信ができず、顧客対応が遅れたケースも報告されています。
本記事では、プラン別の容量比較から確認方法、節約術、追加方法までを網羅的に解説します。
容量管理でお困りの方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

Google Workspaceの容量は「無制限」ではない?

クラウド上でファイルを同期・共有する仕組みを示したイラスト(フォルダと書類)

かつてのG Suite時代には、容量無制限のプランが提供されていました。
しかし、現在のGoogle Workspaceでは状況が大きく変わっています。
ここでは、廃止された無制限プランの経緯と、現行の「ストレージプール制」について解説します。

過去の無制限プランは廃止

G Suite Businessでは、かつて容量無制限が大きな売りでした。
ユーザー数に関係なく、いくらでもファイルを保存できたのです。
しかし、Googleは2020年にG SuiteをGoogle Workspaceへリブランドしました。
その際、すべてのプランに容量上限が設けられました。

無制限プランの廃止に伴い、既存ユーザーにも猶予期間が設けられました。
現在はその猶予期間も終了しています。つまり、どのプランを選んでも容量には上限があるのです。
「以前は無制限だったはず」という認識のまま運用を続けると、突然の容量超過に見舞われる可能性があります。

組織全体で共有する「ストレージプール制」とは

現在のGoogle Workspaceでは「ストレージプール制」が採用されています。
これは、個々のユーザーに容量を割り当てるのではなく、組織全体で容量を共有する仕組みです。

たとえば、Business Standardプラン(2TB)を50人で契約したとしましょう。
この場合、組織全体で使えるストレージは「2TB × 50人 = 100TB」となります。
個人ごとに2TBの上限があるわけではありません。
組織全体のプールから、必要な分だけ各ユーザーが使います。

このプール制には大きなメリットがあります。
ストレージ使用量が多い部署と少ない部署がある場合、組織全体で柔軟にやりくりできるのです。
一方で注意点もあります。
一部のユーザーが大量にデータを使うと、他のメンバーの分が圧迫されることもあるのです。
管理者による使用量の監視が欠かせません。

Google Workspaceの容量上限比較

Google Workspaceには複数のプランが用意されています。
それぞれ容量や料金が異なるため、自社の業務内容に合ったプランを選ぶことが重要です。
以下の表で一目で比較できるようにまとめました。

プラン名容量月額料金(税抜)契約形態
Business Starter30GB800円年間契約
Business Standard2TB1,600円年間契約
Business Plus5TB2,500円年間契約
Enterprise Standard5TB〜3,060円年間契約
Enterprise Plus5TB〜3,980円年間契約

Business Starter(30GB)

Business Starterは、最もリーズナブルなプランです。1ユーザーあたり月額800円で利用できます。
容量は30GBとなっており、テキスト中心の業務に向いています。

メールのやり取りやドキュメント作成が主な用途であれば、30GBで十分でしょう。
ただし、画像や動画を頻繁に扱う場合は心もとない容量です。
スタートアップや少人数のチームで、まずは低コストで始めたい企業に適しています。

Business Standard(2TB)

Business Standardは、多くの企業にとってバランスの取れたプランです。
月額1,600円で2TBの容量が利用できます。Starterの約67倍の容量です。

このプランの大きな特徴は、共有ドライブが使える点です。チームでファイルを共有して管理したい場合には、Standard以上のプランが必要になります。
動画ファイルを扱う部署がある企業や、プロジェクト単位でデータを管理したい企業におすすめです。

Business Plus / Enterprise(5TB〜)

Business Plusは月額2,500円で5TBの容量を確保できます。
大量のデータを扱う中〜大規模企業に向いたプランです。

Enterpriseプランでは、基本5TBに加えて必要に応じた容量追加が可能です。
Enterprise Standardが月額3,060円、Enterprise Plusが月額3,980円で提供されています。
セキュリティやコンプライアンス機能も強化されており、金融機関や官公庁など、厳格なデータ管理が求められる組織に最適です。

Google Workspaceの容量確認方法

容量管理の第一歩は、現在の使用状況を正確に把握することです。
確認方法は「個人ユーザー」と「管理者」で異なります。それぞれの手順を見ていきましょう。

ユーザー自身で確認する手順

個人で自分の容量を確認する方法はとても簡単です。

以下の手順で進めてください。

  1. Googleドライブにアクセスする
  2. 画面左下の「保存容量」を確認する
  3. クリックするとドライブ・Gmail・フォトの内訳が表示される

「保存容量」のバーが色付きで表示されます。
青色がドライブ、赤色がGmail、緑色がフォトの使用量です。
一目で内訳がわかる仕組みになっています。

管理者が組織全体の容量を確認する手順

管理者は、Google管理コンソールから組織全体の使用状況を確認できます。

  1. 管理コンソール(admin.google.com)にログインする
  2. 「ストレージ」セクションに移動する
  3. 組織全体のプール容量と使用量を確認する
  4. 使用量の多いユーザーを特定する

管理コンソールでは、どのユーザーがどれだけの容量を使っているかを一覧で確認できます。
使用量が多いユーザーに個別に通知を送ることも可能です。
定期的な確認を習慣化しておくと、容量超過を未然に防げます。

容量としてカウントされるデータの種類

「何が容量を消費しているのか」を正しく理解することは、効率的な容量管理の基本です。
Google Workspaceでは、主に3つのサービスのデータがストレージを消費します。

Googleドライブのデータ

マイドライブや共有ドライブに保存されたファイルは、すべて容量にカウントされます。
PDF、画像、動画、スプレッドシートなど、ファイルの種類は問いません。

見落としがちなポイントがあります。
2022年5月以降、Googleドキュメント・スプレッドシート・スライドも容量のカウント対象に変更されました。
以前は「容量ゼロ」だったこれらのファイルも、現在はストレージを消費します。
長年使い続けている組織ほど、知らぬ間に容量が膨らんでいる可能性があります。

Gmailのデータ

Gmailの送受信メールも容量にカウントされます。特に添付ファイル付きのメールは要注意です。
大容量の添付ファイルが蓄積されると、想像以上にストレージを圧迫します。

また、ゴミ箱や迷惑メールフォルダ内のメールも容量を消費しています。
削除したつもりでも、ゴミ箱に残っている限りカウント対象です。
完全に削除しなければ容量は解放されません。

Googleフォトのデータ

Googleフォトに保存した写真や動画も、ストレージの消費対象です。
高画質の写真や長時間の動画は、特に多くの容量を使います。

フォトの設定で「元の画質」を選んでいる場合、ファイルがそのままのサイズで保存されます。
後述する「保存容量の節約」画質に変更することで、使用量を大幅に削減できます。

容量が不足した場合の対処法

ノートパソコン画面にクラウドと複数のフォルダが表示されたファイル共有のイメージ

容量不足に直面したとき、まずは費用をかけずにできる対策から始めましょう。
以下の3つの方法で、かなりの容量を確保できるケースがあります。

不要なファイルとゴミ箱の完全削除

最も手軽かつ効果的な方法が、不要ファイルの削除です。
ただし、削除しただけでは容量は解放されません。
ゴミ箱を「完全に削除」する必要があります。

Googleドライブの左メニューから「ゴミ箱」を開いてください。
「ゴミ箱を空にする」をクリックすれば、完全に削除できます。
ゴミ箱内のファイルは30日後に自動削除されますが、すぐに容量を確保したい場合は手動での完全削除が有効です。

Gmailの大容量メールの一括削除

Gmailには、大容量のメールを効率的に見つける検索演算子があります。
以下の検索コマンドを活用してみてください。

  • size:10m(10MB以上のメールを検索)
  • older_than:3y(3年以上前のメールを検索)
  • has:attachment larger:5m(5MB以上の添付付きメールを検索)

これらのコマンドをGmailの検索バーに入力するだけで、容量を圧迫しているメールを一覧表示できます。不要なメールを選択して削除し、忘れずにゴミ箱も空にしましょう。

重複ファイルの整理とGoogleフォトの画質変更

同じファイルが複数の場所に保存されていないか、確認してみてください。共有ドライブとマイドライブの両方にコピーが存在するケースはよくあります。

Googleフォトの画質設定も見直しましょう。「元の画質」から「保存容量の節約画質」に変更するだけで、ファイルサイズを大幅に圧縮できます。
見た目の劣化はほとんど気になりません。
設定はGoogleフォトの「設定」から「バックアップの画質」で変更できます。

容量を根本的に増やす・追加する方法

節約術だけでは限界がある場合、容量そのものを増やす3つの方法があります。
コストと効果を比較しながら、最適な手段を選びましょう。

ユーザー(ライセンス)を追加する

プール制の仕組みを活かした方法です。ユーザーを1人追加するだけで、組織全体のプール容量が増加します。

たとえば、Business Standardプランの場合、1ユーザー追加(月額1,600円)で組織全体のプール容量が2TB増えます。
実際にそのアカウントを使う人がいなくても、容量確保のためだけに追加するという選択肢もあるのです。
ただし、毎月のランニングコストが発生する点には注意が必要です。

上位プランへアップグレードする

現在のプランの容量では根本的に足りない場合、上位プランへの移行を検討しましょう。

たとえば、Business Starter(30GB)からBusiness Standard(2TB)へ変更すると、月額プラス800円で約67倍の容量を手に入れられます。
1ユーザーあたりの追加コストに対して、得られる容量の増加幅が非常に大きいのが特徴です。
共有ドライブも使えるようになるため、チームの業務効率も向上します。

追加のストレージオプションを購入する

ライセンス数はそのままで、容量だけを追加する方法もあります。
Googleは10TB単位などのサブスクリプション形式で、追加ストレージを販売しています。

この方法は、ユーザー数を増やしたくない場合に便利です。
管理コンソールの「サブスクリプション」メニューから追加購入できます。
費用対効果を検討したうえで、ライセンス追加とどちらが得かを比較してみてください。

容量不足を防ぐための運用ルールと設定

企業向けのお話ですが、容量不足は事前の対策で防ぐことができます。
場当たり的な対処ではなく、組織としての運用ルールを整備しておくことが大切です。

容量超過による業務停止リスクとは

容量がプール上限に達すると、深刻な業務リスクが発生します。
Googleの仕様では、容量超過から14日間が経過すると以下の制限がかかります。

  • 新規メールの受信が停止する
  • Googleドライブへのファイルアップロードが不可になる
  • ドキュメントの新規作成や共同編集ができなくなる

メールが受信できなくなれば、顧客からの問い合わせや取引先からの連絡を見逃す恐れがあります。
ファイルの共同編集が止まれば、プロジェクト全体が停滞します。
容量管理は、単なるIT運用の話ではありません。事業継続に直結する重要な課題なのです。

容量アラートの設定で超過を未然に防ぐ

Google管理コンソールでは、容量使用率が一定のラインを超えた際にアラートを発する設定ができます。
以下の手順で設定しましょう。

  1. 管理コンソールにログインする
  2. 「レポート」または「ルール」メニューに移動する
  3. ストレージ使用量に関するアラート条件を設定する

4. 通知先の管理者メールアドレスを指定する

たとえば「プール容量の80%に達したら通知」といった設定が可能です。
早期に警告を受け取ることで、超過前に対策を打てます。

ファイル保存ガイドラインと保存期間の策定

技術的な設定だけでなく、組織内のルール作りも重要です。
以下のようなガイドラインを策定しておくと、容量の無駄遣いを防げます。

  • ファイル命名規則の統一
  • プロジェクト完了後の保存期間の設定
  • 定期的な不要ファイルの棚卸し
  • 個人フォルダと共有フォルダの使い分けルール

たとえば「完了プロジェクトのデータは1年後にアーカイブまたは削除」というルールを設けるだけで、ストレージの肥大化を抑えられます。
全社員への周知と、定期的な見直しを忘れずに行いましょう。

【コラム】知っておきたい3つのポイント

共有ドライブとマイドライブの違い

マイドライブのファイルは、そのファイルのオーナーの容量としてカウントされます。
一方、共有ドライブに保存したファイルは組織全体のプール容量としてカウントされる仕組みです。

この違いを理解していないと、思わぬ容量圧迫が起きることがあります。チームで使うファイルは共有ドライブに集約すると管理がしやすくなります。なお、共有ドライブはBusiness Standard以上のプランで利用可能です。

業務停止リスクを甘く見ない

容量超過の放置は、想像以上に大きなダメージをもたらします。
メールが届かなくなれば、受注機会の損失や信用の低下につながりかねません。
クラウド上での共同編集が止まれば、プロジェクトの納期にも影響します。

「まだ大丈夫」と思っている間に上限に達するケースは珍しくありません。
早め早めの対策が、最大のリスクヘッジです。

正規代理店を活用するメリット

Google Workspaceは、Googleから直接契約するだけでなく、正規代理店を経由する方法もあります。
代理店経由には以下のようなメリットがあります。

  • 導入・移行時の技術サポート
  • プラン選定や容量追加に関する無料相談
  • 割引価格での提供

特に初めてGoogle Workspaceを導入する企業や、大規模な移行を予定している場合は、代理店のサポートが心強い味方になるでしょう。

まとめ

Google Workspaceの容量管理は、企業のIT運用において避けて通れないテーマです。
本記事で解説した内容を振り返りましょう。

  • 無制限プランは廃止済み。現在はストレージプール制
  • プランごとの容量は30GB〜5TB以上まで幅広い
  • 容量確認は個人・管理者それぞれで可能
  • 不要ファイル削除やGmail検索で節約できる
  • ライセンス追加・アップグレード・追加購入の3つの増量方法がある
  • 運用ルールとアラート設定で超過を予防できる

容量不足を放置すれば、メール停止やファイル編集不可といった深刻な業務リスクに発展します。
現在の使用状況を確認し、自社に合ったプランと運用ルールを整備しましょう。
プラン変更や容量追加を検討される場合は、正規代理店への相談もおすすめです。
早めの対策が、業務の安定稼働を支えます。

GIGAスクール構想の推進により、すべての児童生徒が学習用の端末を活用する環境が整備されました。

しかし、配備されたICT機器を効果的に活用するには、各学校に合わせた支援が必要です。

児童生徒の習熟度に応じた学習を実現する「きめ細かい学習指導」や、クラス全体の学びを深める「協調的な学習支援」など、多様な学習ニーズに対応できるプラットフォームが求められています。

田中電気は、これらの課題解決に必要な機能を一つに集約し、教育現場の実践的な運用をサポートすることで、児童生徒が自らの力で「主体的で創造的な学び」を実現できる環境づくりを支援します。

▶︎お問い合わせ・資料請求
田中電気の学習支援ソリューション、詳細については上記リンクからお気軽にお問い合わせください。

目次